bookshelf 『あぶな坂HOTEL』 萩尾望都 忍者ブログ
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07198897.JPG  かなり久しぶりに萩尾望都を読みました。

 あたくしのなかで萩尾望都といえば、「半神」がナンバーワンで、続いて
 「百億の昼と千億の夜」、そして「ポーの一族」と、不動の位置を占めていて
 それで満足していたのでありました。

 久しぶりに読んでみましたが(しかしこれももう10年以上前の発行ですね。
 そんな古さは感じさせませんが)、やっぱり萩尾望都だなぁ。

 あの世とこの世の「狭間」に立つホテルが舞台です。そこに迷い込んだ
 ものの、表門から再び「現世」へと戻っていく人、そのまま中庭を抜けて
 「あの世」へ旅立つ人。じたばたする人、あきらめる人。

 それぞれのドラマ、涙、決断があるのですが、単なるドラマに収まらない
 のが萩尾望都のすごいところです。
 
 この人の作品は「漫画」という表現手段でそれ以上の世界を表現している、
 ということをいつも感じます。


あぶな坂HOTEL」 萩尾 望都 ★★★★
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