bookshelf 『出世花』 高田郁 忍者ブログ
本はごはん。
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32068523.JPG  「おくりびと」の時代劇版みたいな雰囲気です。
 主人公はお寺に身を寄せる湯灌士。

 この著者の小説としての作品はまだ2〜3冊だと思うのですが、それに
 しては文章(ちょっと硬いところもあるけど)と構成が上手い。
 漫画の原作者だったということもあるのでしょうか。

 読みやすいし優しくて良いんですが、欲を言うともっと、なんというか
 突っ込んだものも読みたいなぁと思う。

 とにかく出てくる人がみんな優しくて、傷ついたり傷つけられたりも
 するんだけど、それもみんなそれぞれの「優しさゆえ」みたいな感じで。

 「八朔の雪―みをつくし料理帖」もそんなテイストだったし、
 それはそれでいいんだけど、ちょっと違う面も見たいなぁという欲が出てくる。


出世花」 高田 郁 ★★★
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