bookshelf 『千年樹』 荻原浩 忍者ブログ
本はごはん。
[401]  [400]  [399]  [398]  [397]  [396]  [395]  [394]  [393]  [392]  [391
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

978-4-08-746543-3.jpg  樹齢千年の巨大なくすの樹のまえで繰り広げられた様々なことが、
 現在と過去とを行き来しながら描かれています。

 この樹の前で命を落としたひと、待ち続けた人、様々なんですが、
 どれだけ時が移ろっても、愛する人を失う哀しみとか、生きなければ
 ならない辛さとか、自分の境遇を呪うことしかできない苦しみとか、

 そういったことは普遍のものであるのだなぁ、と。

 どれだけ科学が進歩しても、どれだけ世の中が便利になっても、やっぱり
 人間は、同じ感情世界を生きているのでしょう。

 なかなか面白い連作短編集で、特に過去とシンクロして進んでいく
 ストーリィはとても良いんですが、もう一声お願いしたい。


千年樹」 荻原 浩 ★★★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
bar code.
search.
※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【もなか】  Powered by NinjaBlog