bookshelf 『セックスレスキュー』 大橋 希 忍者ブログ
本はごはん。
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15ded3f6.jpeg  夫とのセックスレスに悩む女性がその解決策としてホストを買う、奉仕隊の
 サービスを受ける。
 まあ、こういうサービスも選択肢のひとつとしては「あり」なのかもしれない。
 でもなんだろう、この割り切れなさ。

 なんかインタビューもちょっと浅い感じ。この問題は単に「セックス」だけの
 問題じゃなくて、根源はもっと深いところにあると思うのだけど。

 それは男性のなかに無意識に残っている「男尊女卑」思想だったり、
 
 男女平等を叫びながら、都合の良いところでは「平等」を求め、都合が悪く
 なると「女性扱い」を要求する女性側のご都合主義であったり、
 特に本書の中に出てくる、

 「女性は恋愛やセックスによってアイデンティティを左右されてしまう部分がかなりあって、
  それは(精神的に)自立できていない証拠」
 
 というところであると思うし、更にこの「(精神的に)自立できていない」というのは、
 本当は自立なんかしたくない、甘えていたい女性心理と、
 本当は自立なんかして欲しくない男性心理、みたいなものがお互いに無意識の中に
 あるようにも思います。
 
 入口は「セックスレス」かもしれないけど、その当たりまで掘り下げて欲しいなぁというのが
 正直な感想。
 これはなんか単なるインタビュー集でしかないような。

 
 「セックスレスキュー」 大橋 希 ★★
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