bookshelf 『イノセント・ゲリラの祝祭 (上)(下)』 海堂尊 忍者ブログ
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b8650f52.png  相変わらず一気に読ませてくれます。
 ただ今回は厚生労働省が舞台になっているので、ちょっと説明過多
 気味ですが。

 テーマは変わらず、先進国にあるまじき日本の死亡原因究明率の
 低さと、その現状打開および向上のための死亡時画像診断の導入及び
 拡大の必要性。

 相変わらず面白いしさくさく読めるんですが、今回の舞台である
 厚労省、現実もきっとここに描かれている通りの官僚体質、いや
 官僚根性なんだろうなと溜息混じりに読んでいたら、

 解説を書いている元国会議員が「現実の官僚は、ここに書かれているのと同じ」って
 書いてあって、なんだかなぁ。

 官僚体質はまだ比較的判りやすいんですが、同時に考えてしまうのはやはり「メディア」。
 この作品の中でもいいように世論誘導に使われてますが、現実の献金疑惑報道なんかを見ても
 これもやはり小説の中の話だけではないように思います。

 恐らく個人個人は悪い人じゃないんでしょうけども、どうしてこうなっちゃうんでしょうかね。
 ひとは組織化するとダメになってしまうのでしょうか?

 このイノセント・ゲリラ、もちろん後を引く終わり方になってますし、まだ水面下で
 ぐにょぐにょ動いてる某省の動きも見て取れるので続き物だと思った方がいいみたいですね。
 ええ、ここまで読んだらもうちゃんとついていくつもりです。


イノセント・ゲリラの祝祭(上)」「イノセント・ゲリラの祝祭 (下)」 海堂 尊 ★★★
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