bookshelf 『五郎治殿御始末』 浅田 次郎 忍者ブログ
本はごはん。
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31636565.JPG  前にも書いたとおり、浅田次郎はもういいやと思っていたのですが、
 「明治維新直後、激動に晒されたの名もない武士たちの姿を描く」、
 などと言われるともう弱いのです。

 鳥羽伏見の戦い、戊辰戦争、函館戦争という動乱を経て明治維新。
 明治維新とはそれまでに人々の生活どころか、価値観までも
 ひっくり返してしまいます。

 そのなかで、新しい価値観の中を生きることに適わず途方に暮れながらも
 しかしそれぞれの「始末」のつけかたが鮮やかです。

 これは小説ですが、こういう話はきっと在野にたくさんあったのでは
 ないかなぁ。

 しかし相変わらず「浅田節」炸裂です。「浅田節」は特に歴史ものと特に
 相性がいいですね。

 付録に当時の地図がついてたんですが、これがもう楽しいのなんのって。


 「五郎治殿御始末 」 浅田 次郎 ★★★
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