bookshelf 『暁の旅人』 吉村 昭 忍者ブログ
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03033740.jpg  幕末から明治維新にかけての新撰組ものや会津ものや徳川ものに必ずと
 いっていいほど出てくる医者「松本良順」の足跡を追ったモノです。

 前述したとおり幕末モノにはよく登場する人物なのでよく知っていたつもり
 でしたが、全然知らないことばっかりでした。

 多くの歴史物で彼はどちらかというと脇役でありましたが、彼を主人公とする
 ことで、彼の目を通して描かれる幕府の重臣や松平容守、新撰組近藤土方など
 の姿が新鮮です。

 この時代、医者も武士なんですね。激動の時代でありながら自分の信じる道を
 行く生き様は、潔く凛としています。
 
 晩年の彼を襲った、まるで連鎖するかのような身内の不幸は気の毒としか言いようがありませんが、
 それにしてもこの時代、すごいひとが沢山いたのだなぁと改めて思います。
 

 「暁の旅人 」 吉村 昭 ★★★★★
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