bookshelf 『代筆屋』 辻 仁成 忍者ブログ
本はごはん。
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8d7d6532.jpeg<br />  こちらも読まず嫌いしていた作家のなのですが、「代筆屋」という
 企画に惹かれて読んでみました。

 実際に著者が小説家だけでは食えなかったころ、アルバイトとして代筆屋を
 やっていて、そのとき代筆したものをサンプルとした「手紙の書き方」の本
 なのだそうですが、「ノンフィクションの体裁をしたフィクション」だと思う
 ので、小説のカテゴリに入れておきます。

 企画としては、とてもおもしろいと思います。ああ、この手があったか、
 という感じ。
 内容も悪くないんだけど…。なんだろう? 好みの問題かなぁ。
 薄い…というと語弊があるし、なんというか、「ある種の浅さ」みたいなものが
 ひっかかる。

 ちょっと村上春樹ぽい感じがしないでもないんだけど、それにしては圧倒的に深みが足りない。

 それにしてもこの本の薄さで、この巨大な級数(=字がでかい)はどうなんだろう?

 ★の数は迷いましたが、大成した老実業家の孤独な遺書に敬意を表して、ぎりぎりみっつ。


代筆屋」 辻 仁成 ★★★
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