本はごはん。
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この著者の作品は初めて手に取りましたが
(正直なところ「恋愛小説」ぽかったのでちょっと躊躇した)、
高い洞察力に基づくしっかりした文章を書く人ですね。
それぞれの年代の女性の恋愛を描いていますが、特にドラマティックという
わけでもなくむしろ淡々と描かれており、そのなかで女性の持つプライドや
見栄、したたかさや寂しさなんかが上手く表現されていると思います。
あとがきに総括されている著者の世代観が、短い言葉で上手く纏められていて
頭のいいひとだなぁと思いました。
以前掌の中に確かにあって、しかし今は失ってしまったもの。
そしてそれはもう戻ることはないということ。
そういうことを受け入れて、前を向いて歩いていくのが大人なのかもしれません。
「月とシャンパン」 有吉 玉青 ★★★
(正直なところ「恋愛小説」ぽかったのでちょっと躊躇した)、
高い洞察力に基づくしっかりした文章を書く人ですね。
それぞれの年代の女性の恋愛を描いていますが、特にドラマティックという
わけでもなくむしろ淡々と描かれており、そのなかで女性の持つプライドや
見栄、したたかさや寂しさなんかが上手く表現されていると思います。
あとがきに総括されている著者の世代観が、短い言葉で上手く纏められていて
頭のいいひとだなぁと思いました。
以前掌の中に確かにあって、しかし今は失ってしまったもの。
そしてそれはもう戻ることはないということ。
そういうことを受け入れて、前を向いて歩いていくのが大人なのかもしれません。
「月とシャンパン」 有吉 玉青 ★★★
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