bookshelf 『黒い報告書』 週刊新潮編集部 忍者ブログ
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32130206.JPG  カテゴリー分けに困って、とりあえず「ドキュメンタリー」の
 カテゴリにいてておきましたが、実際の事件をベースにしてはいるものの、
 ちょっとドキュメンタリーとは言い切れません。

 取材もしているようですが、なにしろ必ず「濡れ場」が出てきますし
 (濡れ場シーン必須指示が編集部から出ていたらしい)、実際の事件を元に
 作家(書き手)のイマジネーションで大いに動機や心理描写を補って
 出来上がった、事件ものの「読み物」ですね。

 しかしライター陣がなかなかすごい。新田次郎や重松潔、内田春菊や
 ビートたけしまでいます。

 特に内田春菊は、素材である事件が彼女にぴったりであり、加害者が実際に
 そういう心理状態であったのかどうかは別にして、ものすごく説得力がある
 というか、完成度の高いものになっていると思います。

 巻末の対談は、あたくしには蛇足のように思えました。


 「黒い報告書」 週刊新潮編集部 ★★★
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