bookshelf 『犬はどこだ』 米澤穂信 忍者ブログ
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45104.jpg  たまたま書店の店頭に積まれていて、
 ああそういえばこの著者は「ボトルネック」が素晴らしかったなぁ
 と思いだし、読んでみることにしました。

 やっぱりこの著者、文章がすごく上手い。ものすごく上手い。
 ストレスなくさくさく読めます。

 東京で仕事に挫折して田舎に戻り、犬探し専門の調査会社を設立したの
 だけれど、人捜しの依頼が舞い込んで…というミステリーです。

 正直に書いてしまえば(私には)「ボトルネック」ほど強い
 インパクトでもなくミステリーとしても「ほう!」と思うようなものでも
 ないのですが(いや、ミステリーをそんなに読んでるわけでもないので
 アレですが…)、

 とにかく文章が上手いのと、構成。ネットでチャットしているときの表現とか、キャッシュ
 から過去ログをサルベージすることろとか、いろんな要素が上手く構成され、無理と無駄のない
 文章で綴られているところが秀逸です。

 そしてこれは「ボトルネック」と共通しているところですが、

 「強烈かつ独特の読後感」

 この著者の魅力はこれに尽きるとおもいます。


犬はどこだ」 米澤 穂信 ★★★
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