bookshelf 『パンツの面目ふんどしの沽券』 米原 万里 忍者ブログ
本はごはん。
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32054458.JPG  ペットの次はぱんつ…。我ながらこの乱脈さはどうなんだろう…。
 しかも最近やたら文章長いし…。いかんいかん。エッセンスだけを抜き出して
 簡潔にすぱんすぱんと書き殴って終わりにする信条だったのに。

 ま、とりあえず「ぱんつ」です。
 たかがパンツですが、ロシアでは(下着の)パンツを手作りしていた
 (第2次対戦が終わるまで製品として売られてなかった)とか、
 家庭科でいちばん初めに教わるのは「パンツの作り方」であるとか、

 現在でも製品化された使い捨ての生理用品を使える女性の方が、世界的には
 少数派であるとか、

 かなりカルチャーショックをうける事実が多く紹介されています。
 そういう意味では、文化人類学的側面ももっています。

 アラビアン・ナイトとかにでてくるあの踝まであるゆったりしたパンツ(ズボン)
 の起源とか、雑学ではありますが面白く紹介してくれます。

 専門書という見地からすると、著者自ら告白しているようにまだ浅いのかも知れません。
 それでも巻末の参考文献の山はまあものすごい。パンツふんどしだけでよくここまで…。
 この著者の尽きない好奇心と飽くなき探求心には全く敬服します。


パンツの面目ふんどしの沽券」 米原 万里 ★★★
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