bookshelf 『ヤクザ者の屁理屈―貴方もヤクザになりませんか 』 森田 健介 忍者ブログ
本はごはん。
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02990251.jpg<br />  こんどはヤクザ屋さんです。現役の(しかもかなり偉い)方みたいです。

 あの金嬉老との獄中エピソードなんかがあって、びっくりしました。

 ただ思うに、主張し自分の権利を獲得していくことは大事だと思うのですが、
 ゴネ得みたいのはどうなんだろう?
 まあ線引きが難しいですけどね。

 教育論については、いくつかちょっと異議があります。特に、
 子供を身体を張って守るのは確かに大事だし、
 「子供の言い分を信じて教師と対決」するのはいいんですが、それと同時に
 家庭教育とか親子間の信頼関係とかがかなり重要なんじゃないかと思うんですが。

 そうした家庭に於ける基本的なベースとなる教育なり躾なり親子間の信頼関係なりを
 すっ飛ばして教師を殴りに行っちゃったりするのがいわゆる「モンスター・ペアレント」
 というやつじゃないかと思うんですけどね。
 義務を果たす前に、権利ばっかり振りかざすというか。

 もちろんそういったベースの信頼関係や躾についてはあたりまえ、前提としているのかも
 しれませんが、これだけだと短絡的に「教師を殴りに行って良いんだ」って思う親が出て
 きそうな気がします。なにしろ給食費も払わないご時世らしいですから。

 しかし最近、自分で判断できない(としか思えない)、または前述の給食費じゃないですけど、
 どう考えても「ヘン」としか思えない行動基準で動いている人が多い(ように見える)なか、
 さすがトップまで上り詰めた人だけあって、自分の価値判断がきっちりあるので読みやすいですね。
 そうでないと、そもそも議論にもなんないしね。

 この原稿はテープ起こしなのかなぁ。

 以下、蛇足です。
 昔、下記のような場面に遭遇したことがあります。
 とあるレジャー施設の駐車場内で、駐車場内を走っていた車の前に、3〜4歳くらいの子供が
 飛び出しました。駐車場内でしたので車の速度は人が歩くくらいの速さだったため、車が
 急停車し大事には至りませんでした。子供が転んだだけ。
 で、この子供の親が、ヤクザを職業としている方だったようで、ものすごい勢いで運転手に
 怒鳴りはじめ、ヤクザ屋さんの言論で運転手を非難しました。ずーっと。かなりしつこく。

 しかし、どう見ても非は子供(ひいては眼を話した親)にあります。
 こういう場合、この本の著者である親分はどうするのでしょうか?
 是非伺ってみたいところであります。


ヤクザ者の屁理屈―貴方もヤクザになりませんか」 森田 健介 ★★
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